Blur 1996年までの作品全解説 シングル編 Q Magazine 1996年 3月号 試訳
①She's so high
シューゲイザーの流行を棚上げにしたボウルみたいな髪型をした彼らのデビュー作。
3点
②There's no other way
時代を感じさせない柔和でファンキーな彼らの初めての名曲。鳴り響くルネッサンスを愉しめる。
4点
③Bang
"There Goes Another Day"スタイルの郊外のニヒリズムは再び自慰的なリフと当時の典型的なデーモンの冷笑を関連付けさせている。
3点
④Popscene
チャートでは検討しなかった(32位どまり)とは裏腹に、スピード感あふれるニューウェーブの印象を与え、今になって再評価された。
4点
⑤For Tomorrow
(バンドとしての)キャリアは、ラーラーラーと口ずさんで勇敢にも物哀しいファンファーレとして蘇る。
5点
⑥Chemical World
モックニー(コックニーのまね)の影響とキンクスの影響下でそこそこのヒットとなった(28位)
3点
⑦Sunday Sunday
バンドのスタイルの青写真は、より陽気でふざけた遊び心を確立した。(B面にSeymour収録)
3点
⑧Girls & Boys
5位に上り詰めた女に見える男というテーマを持って、シンセとともにコスタデルソルでの休みの悲壮を歌い上げる。
4点
⑨To The End
バラードでも頂点に達したという名声を得て、ブラーは(出来る限り、皮肉的な意味ではなく)低めの輝かしいミラーボールとして、家の中で泣くような曲だと注目された。
4点
⑩
Parklife
近くにいるビール臭い奴が、フィル・ダニエルスの演技の”休憩”とポップス性の広がりを見せて終えるという超大作。
5点
⑪End Of Century
アルバム『パークライフ』の最後の締めくくりのヒットは、耐えがたいコミュニティへの抑揚のなさ全てに向けられている。
4点
⑫Country House
間違ったプロモーションにもかかわらず、騒々しい新しいキャンペーンはトップに返り咲いた。
3点
⑬The Universal
陰鬱なプロザック中毒の隠された意味は、ブラーの美しくも病的なラヴソングとなった。
5点
⑭ロンドン郊外に刺激されて、心配されていたアルバム最初の曲(ファーストシングルになる予定もあったそう)は、嫌々日の目を浴びることとなる。
2点
番外:Special Collectors Edition
ファンなら興味をそそる、全B面集。(日本盤のみ)
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Surburbanって単語の意味は直訳で(ロンドン)郊外と訳しています。辞書に載ってない単語もチラホラありました。なのでしんどかったです。
ブラーは名曲揃いです。初期はシューゲイザーですな(マイブラ、ダイナソーJr.、ジザメリという豪華な面子でツアーもしてた)そして、ブリットポップを生かし殺したのもこの人ら張本人だと思っています。
いくつかMV貼ってみました。There's no other wayのMVはいつみても意味不明です。個人的にChemical Worldが好きです。ポップ性はブラーのほうが強いし、イギリスならではの皮肉った歌詞も良いです。そして、メンバー顔かっこいいしw
これからブラー聴きたい人は是非♪